2024年8月17日(土)
普及公演「こども狂言堂」
日本の古典芸能のひとつ「狂言」。「狂言ってなんだかむずかしそう…」と思うかもしれませんが、狂言には、現代の私たちでも身に覚えのある振る舞いや心の動きが描かれています。いちど観てみると、親しみがわく人も多いはず。 毎年、夏に開催している人気企画「こども狂言堂」を、横浜能楽堂が休館中のため、今年は横浜市磯子区民文化センター杉田劇場で開催します。 演目は、柿を盗んだ山伏(やまぶし)が動物のものまねで何とかごまかそうとする「柿山伏」(かきやまぶし)と留守番をする太郎冠者(たろうかじゃ)と次郎冠者(じろうかじゃ)の行動に注目の「附子」(ぶす)。狂言を初めて観るこどもでも楽しめる二曲を鑑賞後、人間国宝・山本東次郎が狂言について楽しく分かりやすくお話します。 600年以上にわたって演じられ、世界遺産にも登録されている「狂言」の奥深い魅力を、こどももおとなも一緒にお楽しみいただける公演です。