公演終了

特別公演

開催日
時間
14:00~
入場料
S席 8,000円 A席 7,000円 B席 6,000円 全席指定

「八尾」二人が面を付ける稀曲
近頃仏教がはやり地獄に落ちる者が減り、困った閻魔大王は自ら六道の辻へ死者を迎えに行きます。そこで冥途へ赴く途中の男に出会いますが、男は地蔵菩薩からの添え状を持っていました。そこには「男を極楽へやってくれ」と書いてある、そして「頼みを聞かなければ地獄の釜を割る」と脅し文句が書いてあったことから、仕方なく男を極楽へ送り届けることになります。登場人物が二人とも面を付ける珍しい曲。

「文蔵」―難しい語り物の名曲
無断で旅に出た太郎冠者。主人の伯父を見舞い、名前は忘れたが珍しい物を馳走になったと戻ってきます。それは石橋山の合戦の話に出てくると言うので主人が語り始めると、途中で太郎冠者はその「文蔵」を食べたと言いますが、それは釈迦ゆかりの「温糟粥(うんぞうかゆ)」だと叱られてしまいます。若年では勤め難い語り物の名曲。合戦の有様の語りが見どころ、聞かせどころ。戦場の緊張感が高まるほど、最後の粥とのギャップが際立ちます。

「庵梅」―秘曲「三老曲」の一つ
梅の盛りに女たちは老尼・お寮の庵を訪ねます。お寮は、喜んで一同を招き入れます。一同は梅の花を愛でながら、歌を詠み、酒を酌み交わし、舞います。お寮も興に乗ってひとさし舞います。楽しい時は瞬く間に過ぎ、やがて帰る時刻となり、名残を惜しみながら女たちは去って行きます。叙情あふれる曲。狂言の中で秘曲とされる老人がシテを勤める三つの曲「三老曲」の一つ。東次郎をしても今回が初めて勤めます。