公演終了

企画公演

開催日
時間
14:00~
入場料
S席 5,000円 A席 4,000円 B席 3,000円 全席指定

「翁」は、「能にして能にあらず」と言われるように、きわめて特殊な演目。南北朝時代の奈良では、翁は翁役者が、能・狂言は能・狂言役者が演じるという習わしだった。しかも翁役者と能・狂言役者とは、所属する座を別としていた。そこで演じられた「翁」は、「露払い」「翁」「三番猿楽」「延命冠者」「父尉」の五役が登場するというものであった。ところが14世紀後半の観阿弥の時代を境に、一般的には能役者・狂言役者による「延命冠者」と「父尉」を割愛した形態の「翁」が演じられるようになっていった。これが現代の能楽の「翁」。それとは別に、奈良の興福寺薪猿楽や春日若宮おん祭神事猿楽では、「年預」という芸能集団により、古態の「翁」が演じられていた。しかし明治維新以降、年預による正式の「翁」は断絶し、現在は残っていない。この古態の「翁」を横浜能楽堂と早稲田大学演劇博物館21世紀COE演劇研究センターとの共同研究で復元し上演する。