スタッフブログ

2013年05月31日 (金) 日々の出来事

クラシックラジオの時間です

みなさんこんにちは!

沖縄はとーっくに梅雨入り!雨の季節を乗り越えれば恋も遊びも全てが開放的になる夏が来ます(^O^)

今回は、これからの季節にピッタリの、ハイテンションになれるアッパーチューンを4曲お届けします!(※但しクラシックのみ。そして、100%主観です。ハイテンションになれるかどうかは是非、ご自身でご確認ください(^O^))

 

わくわく系…C.Dubssyu:「喜びの島」ede2c66a1994e00f01a23db9f221c656[1]

まず1曲目にお贈りするナンバーは、フランスの作曲家ドビュッシーのピアノの小品。19世紀ロココの画家、ヴァトーの「シテール島への船出」にインスピレーションを得て作曲されました。繊細な響きと全体をぼやかした色彩感の印象のドビュッシーにしては「どうしちゃったの!?」というくらいのテクニックの濫用と爆発的なエネルギーの曲。愛の神が祀られる伝説の島へ、着飾った若い男女の群れがドンちゃん騒ぎをしに船出するワクワクした様子がそのまま音楽になっています。若者風に言えば、アゲアゲ~↑ですね。

 

激熱!南米の洋琴奏鳴曲…A.Ginastera「ピアノソナタ第1番」

次にお贈りするのは正真正銘、情熱系ラテンミュージック。でも、ただのラテンじゃものたりない!!そんなあなたに、アルゼンチンの近代作曲家、ヒナステラのピアノソナタがぴったりです。調性も構成もへったくれもない抜群の不協和音遣いと打楽器のような鍵盤音楽。

「考えるなっ!感じろっ!」。疾走感と、血から体ごと踊りだす感覚が病みつきになります。

 

 

ホラー系…M.Ravel「夜のガスパール」

ちょっと早いですが、夏といえば!「怪談」!この感覚は日本だけなのでしょうか?身体的な涼はもとより、精神的な涼まで感じたいと言うある意味繊細(!?)な感覚の日本人と細かなウィットに富んだフランス音楽は実は非常に相性が良い…と言うのは個人的な意見ですが。

不出世の作家ベルトランの怪奇詩集「夜のガスパール」からインスパイアされ、詩集中3作品を音楽化された作品。ベルトランの死後20年もの間眠っていた作品でドビュッシーとほぼ同じ時代を生きた同じくフランスの作曲家ラヴェルによって、詩集以上の怪しい光を纏って「生き還り」ました。3つはそれぞれ「オンディーヌ(水の精)」「絞首台」「スカルボ」と詩集のタイトルが付いています。音楽と文学の繋がりも興味深いものですがここでは控えます。百聞は一見にしかず、改め「百聞は一聴にしかず」。

 

 

音楽への完璧な陶酔。…J.SBach「平均律クラヴィーア曲集第1巻、第2巻」Bach600[1]

音楽の父であり、現代のピアノ調律方法の基礎をつくりなお且つ、音楽室の肖像画レギュラーメンバーであるこの方、バッハ。「平均律」とは、一オクターブを12等分したピッチの調律の仕方で簡単には万能調律です。この曲集はバッハ以降全作曲家へ影響を与えたと言っても過言ではない程です。1・2巻とも前奏曲とフーガ2曲一対で全24曲。1曲は2~3分弱の短い作品ですが、そこには宇宙大の深淵な世界が広がっています。主題が何度も追いかけ合うフーガは、聴いているうちにトリップしてしまう感覚を味わえます。そういえば有名なオルガニストの方が、フーガは恋愛にも似ているとおっしゃっていました。「追いかけて、追いかけて、すがりついたときに終焉を迎える」とか。恋も音楽も陶酔…ですよね。

 

それでは、夏に向かって恋も仕事も梅雨のジメジメも、クラシックで乗り切りましょーーーーーー!

以上、「DJひ○お」でした。

 

 

 

 

 

2013年05月25日 (土) 日々の出来事

今年も無事にお茶がとれました

皆さん、こんにちは。

あん娘です。

GWも終わりいかがお過ごしですか?

 

 

先日、知り合いの方から【新茶】を頂きました。

 

新茶のパッケージ

♪~夏も近づく八十八夜~

GWは、ちょうど茶摘みのシーズンですね。

 

私の出身は、茶どころ静岡県。

さすがに学校の蛇口から、お茶が出ることはありませんでしたが、

小学校では、風邪予防のために、全校生徒がお茶を入れた水筒を持参していました。

 

 

私の祖父母も、静岡でお茶を作っているので、

小学生の時に1度だけ、茶摘みをしたことがあります。

 

♪~あかねだすきに菅の笠~  ではありませんが

腰に竹籠をつけ、新芽を手摘みしました。

 

茶摘みも難しくて、祖母がやると、新芽だけを綺麗に摘みます。

でも私がやると、葉っぱは途中で千切れるし、硬い葉っぱや枝まで籠に入るしまつ・・・

「それじゃぁ売り物にならんねぇ~」

と笑われたのを覚えています。

 

 

祖父母のお茶は、山の上で作っているので、収穫はもう少し先。

毎年、梅雨に入ると

「今年も無事にお茶がとれました」

の言葉とともに、宅配便が届きます。

みなさんには、どんな季節の贈り物がありますか?

 

 

 

夏休みには、日頃できない体験をお子様に・・・

と考えていらっしゃる方には、

『こども狂言ワークショップ〜入門編〜』がオススメです。

狂言の名門・山本東次郎家の山本則俊さんらが、3回に渡って、足の運びや扇の使い方など狂言の基礎を実技指導します。

また、事前に能・狂言の公演を鑑賞もあります。

 

詳細はこちら

 往復ハガキか、ネットからご応募頂けます。

ぜひご応募くださいませ。

 

 

あん娘

2013年04月22日 (月) 日々の出来事

NY観劇日記 後編

今回は予告通り、ミュージカルとジャズクラブについて。

 

初めてのNYでブロードウェイに行かない訳にはいかない!!ということで、ミュージカルを見に行ってきました。

 

TKTSという割引チケット販売店で、買える公演を見ようと思い、開場2時間前にTKTSに到着。タイムズスクエアーのTKTSの前には電光掲示板にその日販売している公演と割引率が一覧で出ていました。友人から強く薦められた「ニュージーズ」が半額で出ていたので、早速チケットを買い劇場へ。

 

 

 『ニュージーズ』は、ニューヨークで起こった実話をもとにしたミュージカル。新聞を販売する子どもたちが、新聞の卸値の値上げをきっかけに、新聞社を相手取りストライキを起こし、見事成功を収めるというお話です。

 

 

会場に行ってみると、なかなかクラッシックで渋い劇場。

座席は前後の席が詰まっていて、人が座ると中央の席に行くのに困難をきたすぐらい・・・。

周りを見渡すとどうも観光客らしい人たちが多いようだ。そして、公演直前に半額で買った割には、結構前の中央の席。平日のお昼とはいえ、私より後ろの人たちはいつどこでチケット買ったのだろうと疑問はわいたが、まあいいやとミュージカルが始まった。

 

公演の最後の挨拶では、「ピュー」と口笛がとぶ。

その後、ヒロインの女の子が「2階席は小学校の子どもたちを招待しています。私もブロードウェイで舞台を見ていた観客の一人でした。『私もこの舞台に立ちたい』と言って、今この舞台に立っています。皆さんの中から同じようにブロードウェイの舞台に立つ人が現れることを願っています。」と挨拶。

 

どうりで子どもが多いと思った。でも、確かに「力を合わせれば社会を動かすことができるっ!!」という教育的で、子どもに見せるにはいい内容。平日の昼間というのも、子どもたちにはちょうどいい時間だし。この公演で子どもたちを招待するのはうなずけるなと。

 

観光客や子どもたちに囲まれてみたミュージカルは、カジュアルで舞台の内容も客席もアメリカンな感じでした。

 

 

そして、夜にはジャズスタンダードという、ジャズクラブに行ってきました。

 

 

その日の出演は、ラビ・コルトレーンのカルテット。ラビ・コルトレーンはジャズ界の巨匠ジョン・コルトレーンの息子で、お父さんと同じくサックスプレイヤー。この日はテナーサックスからソプラノサックスまでいろんなサックスに持ち替えての演奏。同じサックスという楽器ながら、それぞれ違った音色を楽しめました☆

 

カルテットはベースとピアノとドラムで構成されていたのですが、ドラムの若い女の子(多分20代)がとってもパワフル。男性のプレイヤーに囲まれ、ドラムだけ女の子って珍しいのじゃないかしら、なんて思いながら、ジャズを堪能。

 

 1階がバーベキューやさんで、ジャズスタンダードはその地下にあるので、1階で焼いたバーベキューやハンバーガーが食べられます。私はお昼いっぱい食べすぎたので、軽くつまむ程度であきらめました。残念。

 

観客はさまざまで、仕事帰りらしきスーツのサラリーマンから、お年をめされたご夫婦、若者のグループまで。それぞれがそれぞれのスタイルでジャズを楽しんでいるようでした。

 

 

オペラとミュージカルとジャズ。それぞれいろいろな楽しみ方ができ、楽しい時間を過ごすことができました。そして、そこに来ている観客もバラエティ豊かで、それぞれの劇場の特色がよく出ていて面白い経験でした。

 

 

ぼたん

2013年04月13日 (土) 日々の出来事

NY観劇日記 前編

2月にプライベートでニューヨークに行ってきました。
オペラ、ミュージカル、ジャズといろいろなジャンルの舞台を見てきたので、その内容よりは印象に残った劇場の様子などについて、2回に分けてご紹介したいと思います。

 

まずはオペラから。
オペラはメトロポリタン歌劇場へ行ってきました。

 

 

演目はヴェルディの『ドン・カルロ』。
スペインの王子ドン・カルロがフランスの王女エリザベスと恋に落ちますが、エリザベスはドン・カルロの父フィリッポ2世と結婚することになり、それぞれの苦悩がはじまる、というお話。
なんと上演時間が3時間以上にわたり、2回の休憩を挟んで、夜7:00~11:30と長丁場。途中で集中力が切れてしまわないか不安もありましたが、素敵な歌声と、赤と黒の印象的な舞台美術で、4時間半楽しめました。

 

 

その中でも、特に印象に残ったのが客席について。
平日の夜なのに、ドレスアップした観客で埋まっており、さすがメトロポリタン。圧巻でした。
私は日本からインターネットでボックス席のチケットを入手して行ったのですが、行ってみると、ボックス席は鍵がかかっていて、スタッフの方にチケットを見せて開錠してもらうシステム。中に入るとまずコートかけとソファ、テーブルのある、小さなお部屋があり、その奥に進むと8席ほどの座席がある、という構造。座席は舞台から見て奥は、見やすいようにカウンターにあるような脚が長い椅子でした。若干落ちつかないですが、前の人の頭が邪魔にはならなくて、ありがたかったです。

 

ボックス席には、「いつも来ています」という感じのおしゃれな老夫婦が中心に座り、彼らを囲むように親族らしき方々が座っていました。顔見知りでない私を見つけると「どこから来たの?」と声をかけ、「日本です」と答えると、「ニューヨークへようこそ」と。それはまるで、「私のボックス席へようこそ」と言われているような感じでした。心の中で「お邪魔します」と言って、座席へ。
帰りには、お互い「おやすみなさい」と声を掛け合い、帰りました。日本ではなかなか味わえないアットホームな座席でした。

 

次回は、ブロードウェイミュージカルとジャズクラブについて書きたいと思います。どうぞご期待ください。

 

ぼたん

2013年03月21日 (木) 日々の出来事

A Traditional Theater for All

こんにちは!

私はイギリス人のダレンです。宜しくお願いします。今、横浜能楽堂でインターンシップでお世話になっています。

 

高校生の時から、私は日本の古典芸能に興味を持っています。特に、私は能と文楽が好きです。

 

イギリスにもたくさん芸能がありますが、日本と異なり、古くからイギリス人だけに伝わるようにものはありません。

 

それに、修業方法は日本とイギリスは違います。例えば、イギリスに師弟関係はありません。もう一つの相違は、日本では舞台上に囃子方や地謡がいますが、イギリスの演劇では舞台に俳優しかいません。

 

日本の古典芸能に関心がありましたが、残念なことに、イギリスで日本の古典芸能を観るチャンスはほとんどありません。日本の古典芸能を詳しく知るために、私は日本に来ることにしました。

 

私は東京の世田谷区に住んでいますが、横浜市が大好きです。海が見えるといい感じだし、横浜でたくさん文化のイベントがあるので、横浜は素晴らしい街だと思います。

 

横浜能楽堂は美しいところです。建物のスタイルは伝統的だし、エレーベータさえ立派なものです。

 

毎日、横浜能楽堂は忙しいところです。公演を開催したり、見学者の案内をしたり。こども向けの狂言ワークショップもあります。スタッフの皆さんは優しいし、私は多様な事を経験させてもらっています。

 

今までで一番好きなのは、こども狂言ワークショップを見学する事です。そのワークショップでは、こどもたちは一流のプロの狂言師に直接教わります。小学校の一年生もそのワークショップをやっていて、私はびっくりしました。その小学校の一年生は上手に演じて、私を良く笑わせました。

 

そのワークショップやバリアフリー能などによって、誰でも日本の古典芸能を観に来られるように、横浜能楽堂は大変な努力をしています。イギリスで日本の古典芸能を紹介するためにこの素晴らしい体験をどうやって生かそうか考えているところです。

 

Hello!

 

I’m Darren from the UK. I’m currently interning at the Yokohama Noh Theater.

 

Ever since I was in secondary school I have been interested in Japan’s traditional performing arts. I especially like Noh and Bunraku.

 

Whilst there is a vibrant theatre scene in the UK, unlike Japan, we cannot lay claim to a theatrical tradition handed down through the centuries.

 

In terms of actors’ training, Japan and the UK differ widely. For example, in the UK there is no ‘master-apprentice’ system in place. The traditional Japanese stage is also much busier than its British counterpart. On the Japanese traditional stage there are musicians and singers, as well as the actors. In the UK, we only have actors on stage.

 

Japanese traditional theatre seemed fascinating to me. Unfortunately there are few opportunities to see traditional Japanese theatre in the UK. Hoping to find out more about traditional theatre, I decided to come to Japan.

 

I currently live in Tokyo’s Setagaya ward but I love spending time in Yokohama. Being near the sea makes me feel good, and there are so many cultural events going on all the time. I think Yokohama is a great place.

 

The Yokohama Noh Theater is such a beautiful venue. It has been built in a traditional style and even the lift is exquisite!.

 

Every day is busy at the Yokohama Noh Theater. Apart from staging productions, there are also public tours, as well as Kyogen classes for children. The staff have been so lovely and have allowed me to take part in a wide range of activities.

 

Of the many things I have been able to do so far, my favourite has been sitting in on the Kyogen classes for children. These classes are led by one of Japan’s finest Kyogen performers. Even pupils in the first year of primary school are enrolled in the class! I thought they performed these difficult texts with great skill – they really made me laugh.

 

Through activities such as the Kyogen classes for children and the “barrier-free” Noh productions catering for customers with disabilities, the Yokohama Noh Theater is going to special efforts to make the traditional performing arts available to everyone.

 

This wonderful experience has made me even more determined to promote Japan’s traditional performing arts in the UK.

2013年03月03日 (日) 日々の出来事

一度食べたら忘れられない おどろきの味わい ご賞味を・・・・・

横浜能楽堂ではショップ商品があります。

正面玄関を入り右手奥にそこには売店・・・。

中を覗くと能や狂言に係わるグッズを目にすることが出来る。

その中で唯一の食べ物である「生落雁」を今回はご紹介。

この「生落雁」石川県金沢市の老舗和菓子屋、諸江屋(江戸時代末期の嘉永二年、1849年に創業)で作っていただいているもので横浜能楽堂オリジナル商品です。

作り方にもこだわりがあり、うるち米の粉を練り砂糖と混ぜてこね合わす昔ながらの製法と技を踏襲しているとか。

 

 

わたしも食べてみました。

これは、絶対におすすめだと・・・・。

口当たりは、落雁特有のパサパサ感がなく、中にあんこが入っていて

やわらかくしっとりした感触です。

発売以来、横浜能楽堂の看板商品となっているものでリピーターも多く

幅広い層の方々にお召上りいただけるのではと思います。

しかしながら生菓子で日持ちがしないことから仕入数に限りがあり・・・・。

「もう売り切れちゃったの」

「すいません!」

のやり取りもしばしば・・・・。

心の中で「次回の入荷をお楽しみに・・・ 」

お茶のおともにおすすめです。

初めての方、是非一度ご賞味を。

食べたら、やみつきになること間違いなし・・・・。

 

ターニヤ

 

2013年02月28日 (木) 日々の出来事

震災対策訓練を行いました

横浜能楽堂は昨年10月に西消防署と災害時の協定を締結しました。これは震災、津波により、西消防署の機能が失われる恐れがある場合に、西消防署の本部機能を能楽堂内に移設するというものです。この協定に基づき、2月21日に初めての震災対策訓練を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「訓練開始」の連絡から15分ほどで、あっという間に能楽堂ロビーに西消防署ができあがりました。

今回の訓練は、近隣の民間施設との情報収集訓練も併せて実施されており、無線や衛星電話等で、次から次へと情報が届き、集約されて行きました。 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

訓練は積めども、訓練を生かす時が来ないことを願うばかりです。

 

茶三杯

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