スタッフブログ

2021年12月26日 (日) 能楽関連

横浜能楽堂催し物案内『橋がかり』2022年1月~2月を発行しました。

横浜能楽堂では館内で行われるイベントなどを掲載した情報紙を月一回定期発行し、他の公共施設や友の会会員様向けに送付しています。

今月号(2022年1月~2月)は1月から3月の主催公演と1月から2月に開催する見学会の情報等を掲載しています。

 

横浜・紅葉ケ丘まいらん連携事業

2022年1月23日(日)10:00〜15:00

横浜能楽堂近隣の文化施設5館が連携して紅葉ケ丘周辺の魅力を発信する「まいらん」のイベントです。

「つくってあそぼう!横浜市民ギャラリーのアトリエがやってくる!」(会場:横浜能楽堂2階 旧レストランスペース)、「まいらんさんぽで音楽堂クイズ!」(会場:神奈川県立音楽堂ミーティングルーム)他。参加費無料で気軽にお楽しみいただけます。

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『橋がかり』2022年1月~2月はこちら

 

はぜの木

2021年12月22日 (水) 能楽関連

「日本画(板絵)体験と横浜能楽堂見学」を開催しました。

令和3年12月10日(金)に「日本画(板絵)体験と横浜能楽堂見学」を開催しました。
講師は日本画家の武田裕子さん。横浜能楽堂の能舞台にある「鏡板」を見ながら、墨、胡粉(ごふん)、白緑(びゃくろく)を使って葉書サイズの板に梅を描きました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。当日の様子をご紹介します。

 

まずは杉・檜・樅など数種類の板から好きな板を選んで下絵を描きます。

 

次に絵の具のつくり方の説明です。
墨は武田さんの愛用の丸い硯で摺ります。
胡粉は牡蠣の貝殻の裏側から作った粉に水と溶かした膠を混ぜて練っていきます。そして練って丸めた胡粉を小皿に何度も何度も叩きつけます。「百叩き」いう言葉があるそうで、これがなかなか大変な手間です。

 

 

 

胡粉について参加者からこんな質問があり、武田さんにお答えいただきました。

 

Q1. なぜ胡粉は叩くのですか?
A1. 空気を抜いて膠と胡粉が混ざりやすくするためです。

 

Q2. なぜ胡粉が絵具の材料に選ばれたのですか?
A2. 白には鉛の白、白土などありますが、それらの中では胡粉はふわっとした感じで白の発色が鮮やかで柔らかい雰囲気なので、その質感が好まれたのではないかと思います。また、加工のしやすさ、地理的に入手がしやすかったことから室町時代から白の主流でした。

 

手間ひまかけて絵の具の準備ができたらいよいよ色をつけていきます。枝は墨で描き、その上に「垂らしこみ」という技法を使い白緑で苔を表現します。

 

花びらに仕上げの金と白緑を載せるためには胡粉の部分を乾かす必要があるため、その時間を活用して能楽堂見学をしていただきました。

 

見学から戻り、乾いた白い胡粉の上に梅の花のしべを描いて仕上げです。

 

仕上がった作品は、枝がとても繊細な方、花をたくさん咲かせた方、お手本に忠実に描いた方などなど、皆さま、それぞれに個性がありました。背景の板の木目も一枚として同じものはありませんから、世界で1枚だけの作品に仕上がりました。

 

アンケートにも多数ご協力いただきありがとうございました。一部をご紹介します。

 

・大変分かりやすく教えていただき、とても楽しかったです。舞台裏ツアーも貴重な体験でした。板も種類が選べて嬉しかったです
・絵の具のつくりかたから能や狂言のことまで幅広く見て知ることができてとても有意義な時間でした。日本画のストイックさと大変さは本当にすごかったです。
・日本画の武田先生はとても人当たりの素敵な方でどんな質問にも答えていただいて、日本画の奥深い凄い世界についての一端を知ることができました。他の参加者の方も勉強熱心な感じの方が多く質問されている内容からも色々な知識を知ることができて良かったです。

 

講師の武田さん、お手伝いをいただいた横浜市民ギャラリーの大岩さん、平町さん、そしてご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。またの機会にお会いできるのを楽しみにしております。

 

はぜの木

2021年12月03日 (金) 能楽関連

横浜能楽堂催し物案内『橋がかり』2021年12月~2022年1月を発行しました。

横浜能楽堂では館内で行われるイベントなどを掲載した情報紙を月一回定期発行し、他の公共施設や友の会会員様向けに送付しています。
今月号(2021年12月~2022年1月)は12月から3月の主催公演と12月から2月に開催するワークショップ・講座の情報他を掲載しています。

 

横浜能楽堂特別展「開館25周年舞台写真展」
横浜能楽堂開館25周年を記念して、これまでに開催してきた公演の中から、名人たちによる珠玉の舞台や人気の高かった公演など、記録写真から厳選し展示しています。
25年の足跡を振り返りつつ、横浜能楽堂の歴史や能・狂言をはじめとする古典芸能の魅力をお楽しみください。
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「おとな狂言ワークショップ」
「お稽古」というと、少し敷居が高そうに思われるかもしれませんが、まずは気軽に狂言のお稽古を楽しんでいただけるのが、この「おとな狂言ワークショップ」です。
体を動かして適度な運動、セリフを覚えて脳トレ、声を出してストレス発散、表現力のアップなどなど、狂言のお稽古には健康に良いことがたくさんあります。また、実際にやってみることで狂言をもっと楽しめるようになります。ぜひこの機会に、ご参加ください!
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『橋がかり』2021年12月~2022年1月はこちら

 

はぜの木

2021年11月05日 (金) 能楽関連

「横浜能楽堂芸術監督による能楽入門講座」を開催しました。

令和3年10月24日(日)に「横浜能楽堂芸術監督による能楽入門講座」を開催しました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。当日の様子をご紹介します。

 

まず見所にて、横浜能楽堂芸術監督 中村雅之が「能を演じる場の変遷」というテーマで60分お話しました。南北朝時代~室町時代の仮設の舞台、桃山時代~江戸時代の能舞台、明治時代の近代の能舞台についてなどです。今回はレジメをお配りしました。お話が脱線する場面もありましたが、お楽しみいただけましたでしょうか。

 

アンケートには次のような感想をいただきました。

 

・能がどのように始まったかを知ることができました。テレビでしか見たことがありませんでしたが今後は公演をみたいと思います。

・本で得た知識が歴史的に説明していただいて理解できたことをさらに深まったことなど

たくさんありました。さらに能への関心が強くなりました。

・能の歴史がよくわかりました。もっもっとお伺いしたいと思いました。もっと知りたい!!と思いました。また、別のテーマでお願いします。

 

お話の後は、3グループに分かれて舞台裏、展示、2階見所を見学しました。毎月行っている施設見学でもご覧いただくコースなのですが、展示については、通常の施設見学にはない趣向をと考え、2階レストランスペースに大名家の装束図録集を展示してみました。池田家、細川家、毛利家、前田家のものです。

 

舞台裏、展示、2階見所の見学についてはアンケートでは次のような感想をいただきました。

 

・舞台裏などこのような機会がなければ見ることが出来ない所を見せていただき能楽堂を少し身近に感じることができました。ありがとうございました。

・衣装の本の厳かさに圧倒されました。このような機会がなければ拝見することはなかったと思います。

・直接目で見たり、二階席から舞台を見て感じたことなど大変貴重な体験でした。

 

ご参加いただいた皆さまには、新型コロナウイルス感染症対策にご協力いただきありがとうございました。今回はお話がメインの催しでしたので、もっとゆっくり見学をしたいという方は、通常の施設見学日がおすすめです。今後の予定は次のとおりです。詳しくはこちらをご確認ください。

では、公演・ワークショップ・施設見学など、またのご来館を心よりお待ちしております。

 

はぜの木

2021年10月25日 (月) 能楽関連

横浜能楽堂催し物案内『橋がかり』2021年11月~12月を発行しました。

横浜能楽堂では館内で行われるイベントなどを掲載した情報紙を月一回定期発行し、他の公共施設や友の会会員様向けに送付しています。

今月号(2021年11月~12月)は11月から2月の主催公演と11月から12月に開催するワークショップ・講座の情報他を掲載しています。

 

能楽師(狂言方)が案内する横浜能楽堂見学と狂言ワークショップ「太郎冠者、あれこれ」

狂言の主要な登場人物である太郎冠者。太郎冠者は召使なのですが、その役の中にはいろいろなキャラクターがあります。歌が上手、頓智が利く、お酒が大好き、情に厚いなど、さまざまな個性があふれています。今回のワークショップでは、狂言「末広(すえひろがり)」の一部を実際にご覧いただきながら、狂言方大蔵流・山本東次郎家の山本則重と山本則秀が、太郎冠者という役柄をとおして狂言の魅力をお話しします。狂言の体験と本舞台・舞台裏見学付き。

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日本全国能楽キャラバン!金春円満会横浜公演

公益社団法人金春円満会主催の公演が1月29日(土)に横浜能楽堂で開催されます。

「関寺小町」は能楽最奥・老女物の秘曲。百歳の齢を重ねた小野小町が、七夕祭の稚児の舞に誘われて杖にすがり舞い始めます。歌人小野小町の人生に焦点を当て、老いの身の淡い悲しみを深く美しく描きます。今回シテを勤める本田光洋は、流儀の重鎮として能楽界を牽引し、その巧緻を極めた謡は多くの観客を魅了します。

他に、人間国宝・山本東次郎による狂言「御田」、金春流81世宗家・金春憲和による仕舞「源太夫」、舞姿の美しさに定評のある櫻間金記による仕舞「花筐クルイ」などを上演いたします。

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はぜの木

2021年09月26日 (日) 能楽関連

横浜能楽堂催し物案内『橋がかり』2021年10月~11月を発行しました。

横浜能楽堂では館内で行われるイベントなどを掲載した情報紙を月一回定期発行し、他の公共施設や友の会会員様向けに送付しています。

今月号(2021年10月~11月)は10月から2月の主催公演と10月から11月に開催するワークショップ・講座の情報を掲載しています。

 

10月17日(日)開催の特別公演

狂言は、「二千石」を上演。「二千石」の謡の由来を語る主人の語りが見どころの狂言です。

2018年に祖父の名跡を二代目として襲名してから初めての横浜能楽堂出演となる、

善竹彌五郎の妙技をお楽しみください。

能は「井筒」を上演。「伊勢物語」を題材に、人待つ女と呼ばれた紀有常の娘の情念を美しく描いた作品です。秋の風情が感じられる世阿弥作の名曲を宝生流二十世宗家・宝生和英が初演します。

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気軽に能楽!仕舞編「3日でマスター!仕舞ワークショップと発表会」

申込締切:10月15日(金)

能の一部である仕舞を3日間でお稽古し、本舞台で発表会を行います。約150年の歴史ある能舞台(横浜市指定有形文化財)に上がって仕舞を舞ってみませんか。手話通訳・英語通訳が可能です。初めての方のお申込をお待ちしております。

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はぜの木

2021年09月01日 (水) 能楽関連

横浜能楽堂催し物案内『橋がかり』2021年9月~10月を発行しました。

横浜能楽堂では館内で行われるイベントなどを掲載した情報紙を月一回定期発行し、他の公共施設や友の会会員様向けに送付しています。

今月号(2021年9月~10月)は9月から12月の主催公演と9月から11月に開催するワークショップ・講座の情報を掲載しています。

「芸術監督による能楽入門講座」と「気軽に能楽!仕舞編『3日でマスター!仕舞ワークショップと発表会』」は9月11日(土)から受付を開始します。詳しくはお知らせ欄でご確認ください。

 

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はぜの木

2021年08月25日 (水) 能楽関連

横浜能楽堂「伝統文化一日体験オープンデー」を開催しました。

今年で3回目の「伝統文化一日体験オープンデー」を8月16日(月)に開催しました。さまざまなプログラムにのべ約370名の方にご参加いただきました。皆さま、ありがとうございました。当日の様子をご紹介します。

 

【仕舞鑑賞】

 

シテ方金春流の本田芳樹さん、本田布由樹さん、中村昌弘さんにご出演を依頼しました。お三方にそれぞれの曲を舞っていただきました。

進行表は次のとおりでした。

10:40~の回

お話 本田芳樹

仕舞「高砂」中村昌弘

仕舞「田村 キリ」本田布由樹

仕舞「羽衣 キリ」本田芳樹

13:40~の回

お話 中村昌弘

仕舞「春日龍神」中村昌弘

仕舞「六浦 キリ」本田布由樹

仕舞「鵺(ぬえ)」本田芳樹

本田芳樹さんより、各回の最初は「高砂」「春日竜神」の仕舞から始めるとインパクトがあるのではというご提案をいただき解説なしでスタートしました。アンケートでは「前説なく始まった所が良かったです。近くの子供は謡の一声目でびっくりして集中して観ていました。百聞は一見ですね」などの感想をいただきました。

出演された皆さまの今後の演能予定をお知らせします。

本田芳樹さん

9月12日(日)金春会定期能「頼政」国立能楽堂

11月20日(土)円満井会「小鍛冶 白頭」矢来能楽堂

本田布由樹さん

9月25日(土)円満井会「阿漕」矢来能楽堂

中村昌弘さん

10月3日(日)金春会定期能 「小鍛冶 白頭」国立能楽堂

 

 

【舞台裏見学】

 

仕舞鑑賞同様、お三方が交替でガイドをしてくださいました。各回を2グループに分けて、幕のある「鏡の間」からと、小さな切り戸口のある「たまり」からそれぞれスタートしました。職員によるご案内とはまた違う、能楽師ならではのお話が聞いていただけたのではないでしょうか。

 

 

【小鼓体験】

 

岡本はる奈さん(観世流)に講師をお願いしました。和楽器体験は定員が少人数であることと、体験できる機会があまりないため、いつもすぐに定員いっぱいになってしまいます。今回は、6回設けたのですが、どの回もすぐに埋まってしまう人気ぶりでした。

小鼓の持ち方、打ち方の体験をしていただきました。「良い音が出て気持ち良かった!」とおっしゃっている参加者の表情が印象的でした。アンケートでも「小鼓を鳴らせたのは本当に嬉しかったです。」という感想をいただきました。

 

 

【太鼓体験】

 

梶谷英樹さん(金春流)に講師をお願いしました。小学生以下の回と中学生以上の回に分けて募集をしました。小鼓同様、どの回もすぐに定員いっぱいになってしまいました。

撥の打ち方と掛け声の組み合わせを体験し、最後に第二舞台の上で一人づつ太鼓を打ちました。舞台上での参加者の皆さんの緊張感がすごく伝わってきました。

 

 

【科学工作】

 

神奈川県立青少年センター科学部の小池さん、三宅さん、上田さんに講師をお願いして、「バランスとんぼ」と「ペットボトル空気砲」をつくりました。

「バランスとんぼ」では重さがつりあう点の「重心」について、「ペットボトル空気砲」では空気のかたまりがボールを押し出すしくみについて、解説がありました。

夏休みの宿題のお役に立ちましたでしょうか。

 

 

【アートハットづくり】

 

横浜市民ギャラリー アトリエスタッフの大岩さんに講師をお願いし、薄葉紙を割いたり結んだりしてさまざまな形にして、オリジナル帽子をつくりました。

つくった帽子をかぶって、舞台裏見学に参加したり、親子でお帰りになる姿がとても微笑ましかったです。また、他のプログラムに参加された後に、戻ってきたお子さんがいらっしゃいました。畳の空間が気持ちよかったのかもしれませんね。

アンケートでは、「作っているうちにどんどん形が変わっておもしろかった。」という感想をいただきました。

 

 

【横浜能楽堂でkoh-labo(コーラボ) ~香りのブレンドを楽しむ~】

 

香老舗 松栄堂さんのご協力で、香りをブレンドして巾着に詰めてお持ち帰りできる体験(参加費1,650円)と、お香商品などの販売がありました。その他にも、パラフーク(空気で楽しむお香のパラシュート)で遊んだり、巨大お線香と並んで写真を撮ったりできるコーナーがありました。

オープンデーでは初めての試みで、場所が少し奥まった2階ラウンジスペースということで、参加人数が少々心配だったのですが、お客様が途絶えることがなく盛況でした。お土産として追加で商品を購入されたり、能楽堂の帰り道に松栄堂横浜店にお立ち寄りになった方もいらしたそうです。

 

 

ご参加いただいた皆さま、新型コロナウイルス感染症対策にご協力いただきありがとうございました。緊張感がとけない日常が続いていますが、つかの間、非日常の空間で心のストレッチができるような時間をお過ごしいただけましたらとても嬉しいです。

アンケートにもご協力いただきありがとうございました。ご意見などを今後の開催の際の参考にいたします。

また、各プログラムの関係者の皆さま、準備から当日運営までご協力いただき本当にありがとうございました。この場を借りて全ての皆さまに御礼申しあげます。

 

9月以降も、さまざまなワークショップや講座が目白押しです。詳しくはお知らせをご覧くださいませ。またのご来館を心よりお待ちしております。

 

はぜの木

2021年07月14日 (水) 能楽関連

横浜能楽堂開館25周年記念「身近に親しむ能楽堂」を開催しました。

横浜能楽堂は、1996(平成8)年6月に横浜市の掃部山(かもんやま)公園内に開館。2021(令和3)年6月に25周年を迎えました。周年記念として感謝の気持ちをこめて「身近に親しむ能楽堂」を開催しました。3つのプログラムにのべ627名もの多くの方にご参加いただきました。ご来館いただきました皆さま、ありがとうございました。当日の様子をお伝えします。

 

■芸術監督のミニ講座

横浜能楽堂芸術監督の中村雅之より、能の成立前からあった翁猿楽、室町、桃山、江戸、明治の各時代の能舞台と能楽のおはなしをしました。30分という限られた時間に、凝縮した650年の能楽の長~い長~い歴史を感じていただけましたでしょうか。さらに詳しくは10月24日(日)に開催予定の「芸術監督による能楽入門講座」をご期待ください。

 

■仕舞鑑賞

梅若紀彰さん (観世流) による仕舞をご覧いただきました。地謡は川口晃平さん、内藤幸雄さん(観世流)でした。

 

 

能の一曲はいくつも小段によって構成されています。同じ「羽衣」でも13:45~の回では「羽衣 クセ」の部分を、15:00~の回では仕舞「羽衣 キリ」の部分を予定していたのですが、急遽紀彰さんのお取り計らいにより、どちらの回もクセとキリをご鑑賞いただきました。13:45~の回は、「羽衣 クセ」、「熊坂」、「羽衣 キリ」、15:00~の回では「羽衣 キリ」、「鵺(ぬえ)」、「羽衣 クセ」の順番でした。紀彰さんは曲に合わせて袴の色を替えていました。また、サプライズとして舞台上で一部装束や面をつけてご覧いただくシーンもありました。フォトセッションコーナーもあり、多くの方がスマートフォンで撮影していらっしゃいました。思い出に残る写真をお撮りいただけましたでしょうか。

 

■小鼓体験

岡本はる奈さん(観世流)に講師をお願いしました。和楽器体験ができる催しの機会はあまりないためいつも大人気です。今回も各回6名の定員にすぐ達してしまいました。ご参加いただけた方はラッキーだと思います。20分のプチ体験でしたが、これをきっかけに能楽や能楽堂に興味をもっていただけたらと思います。

 

ご参加いただいた皆さまには、新型コロナウイルス感染症対策にご協力いただきありがとうございました。短い時間でしたが能楽堂を身近に感じてお楽しみいただけましたら嬉しいです。

 

8月16日(月)には全館を開放した「伝統文化一日文化オープンデー」を開催します。只今参加者募集中です。

詳しくはこちら

ではまたのご来館を心よりお待ちしております。

 

はぜの木

2021年07月04日 (日) 能楽関連

横浜能楽堂催し物案内『橋がかり』2021年7月~8月を発行しました。

横浜能楽堂では館内で行われるイベントなどを掲載した情報紙を月一回定期発行し、他の公共施設や友の会会員様向けに送付しています。

今月号(2021年7月~8月)は7月から10月の主催公演と8月16日の「伝統文化一日体験オープンデー[速報]」、歴史ある本舞台を独占!「いつでも本舞台でお稽古」のご案内などの情報を掲載しています。

「伝統文化一日体験オープンデー」は今年度で3回目の催し。仕舞鑑賞、和楽器体験、ものづくりなどさまざまなプログラムを館内各所で行う全館オープンデーです。申込は7月10日(土)14:00~、詳しくはお知らせ欄でご確認ください。

 

『橋がかり』2021年7月~8月はこちら

 

はぜの木

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