2013年09月29日 (日) 内容
七重 八重 九重とこそ思いしに
皆様こんにちは。あん娘です。
朝晩ぐ~んと涼しくなって、心地よい季節になりました。
いかがお過ごしですか。
私は先週あたりから、秋の花粉症を発症したらしく、のどの調子があまりよくありません。
体調など崩されている方もいらっしゃると聞きますので、皆様もどうぞご自愛くださいね。
さて、先週はお彼岸でしたね。
今年も美味しく頂きました。
「おはぎ」です。
「3月のお彼岸には、牡丹の花の季節だから『おぼた』、9月のお彼岸には、萩の花の季節だから『おはぎ』って言うのよ。」
と子供のころ母から教わりましたが、諸説いろいろあるようです。
そういえば、萩の花ってどんなだっけ?
「七重 八重 九重とこそ思いしに 十重咲き出ずる萩の花かな」
狂言「萩大名」に出てくる歌です。
大名は、下京に見事な萩の花が咲くお庭があると聞きます。
ところが、そこでは萩の花を見せてもらったお礼に即興で歌を詠まなければいけません。
そこで大名は、太郎冠者からこの歌を教わって出掛けて行くという内容です。
たった31文字を覚えればいいだけなのですが、
この大名、ちっとも歌が覚えられないのです。
太郎冠者が一生懸命フォローしているのに、トンチンカンなことばかり。。。
でも、発想力豊かな大名も、そしてそんな大名に苦労する真面目な太郎冠者も、
私は大好きです♡
ということで萩の花。
花びらが重なっている花ではないので、小さな花がいくつも重なって咲いている姿が「七重 八重・・・」なのでしょうか。
上を見上げれば、青く澄んだ秋の空。
皆様も秋を楽しんでくださいね。
「花」と言えば、
11月9日(土)午後2時から「琉球舞踊 受け継がれる伝統-古典・雑踊・創作」を開催致します。
人気も実力も兼ね備えた美しい「花」が勢ぞろいする公演です。
古典女踊「本嘉手久(むとぅかでぃく)」比嘉いずみ
(撮影:神田佳明)
ぜひ足をお運びくださいませ。
詳細はこちらから。
あん娘