2013年12月21日 (土) 能楽関連
年々歳々…
「年々歳々花相似たり 歳々年々人同じからず」
毎年、年末になり、また一つ齢を重ねると
思うと、この言葉を思い出します。
初唐の詩人・劉廷芝の詩で、毎年、花は変わらぬ姿で咲くが、
それを見ている人間の方は、齢を重ねるごとに変わって行く、と
いった内容の詩です。
しみじみと人生の無常を感じさせます。
横浜能楽堂では、年を挟んで、「檜垣」と「恋重荷」が並びました。
「老」というものを違った角度から考えさせられます。
残名ながら「檜垣」は、もう終わってしまいましたが、
「恋重荷」は、まだ間に合います。
ぜひ紅葉坂を登って来てください。
それにしても、年々、坂のきつさが気になって来る私です。
(そっぷ)