2016年07月08日 (金) 日々の出来事
開館20周年を迎えました<その2>
梅雨らしい雨もなく七月になりました。
急に30℃近い暑さに、紅葉坂の登り坂がきつく感じられるこの頃。
でも、坂を登りきって目を上げると、掃部山公園ではアジサイが咲きそろい
清々しいたたずまい。
掃部山公園は桜の名所で知られていますが、季節折々に美しい風景を見せてくれます。
開館20周年で新しくなったもののご紹介、その2。
揚幕と、組み紐が新しくなりました!
揚幕は、鏡ノ間と橋ガカリの境にある五色の幕。ここを通ってシテ方や囃子方が登場します。
揚げ幕の五色は、古代中国の陰陽五行思想で万物の5元素とされる「木・火・土・金・水」(もくかどごんすい と読みます)に
由来しているといわれています。
色で表すと「青・赤・黄・白・黒」ですが、「青」は緑に、「黒」は紫となります。
新しい揚幕は表、裏ともに絹地で作られており、裏は白絹です。とても艶のある、優美な幕に変わりました。
鏡板の梅の雰囲気と、とても良く合っていると思いませんか?
ちなみに毎月第二木曜日10時からの施設見学日には、鏡ノ間を含むバックステージツアーを行っていますよ。
夏休み中の8月は、ちょうど「山の日」の祝日にあたる開催ですので、どうぞお出かけください!
施設見学のご案内はこちら↓
https://yokohama-nohgakudou.org/about/visit/
(続く)
・・・RDZV2016・・・