スタッフブログ

2022年01月31日 (月) 能楽関連

横浜能楽堂催し物案内『橋がかり』2022年2月~3月を発行しました。

横浜能楽堂では館内で行われるイベントなどを掲載した情報紙を月一回定期発行しています。

今月号(2022年2月~3月)は2月から6月の主催公演と2月から3月に開催する見学会の情報等を掲載しています。

 

春の施設見学日

紅葉坂を登って、横浜能楽堂にお越しになりませんか?

横浜市の文化財に指定されている能舞台だけでなく、普段は入れない楽屋まで、ガイド付きでたっぷりご案内します。

 

 

◇日時:令和4年3月29日(火)①14:00~15:00 ②19:00~20:00

◇内容:能舞台と舞台裏見学

◇定員:各回20人(先着順)

◇参加費:無料

◇申込方法:令和4年2月11日(金)14:00から電話・HP・来館で受付。

(初日は電話・HPのみ)

※靴を脱いで見学する場所があります。靴下等をご持参ください。

詳しくはこちら

 

『橋がかり』2022年2月~3月はこちら

 

はぜの木

2021年12月26日 (日) 能楽関連

横浜能楽堂催し物案内『橋がかり』2022年1月~2月を発行しました。

横浜能楽堂では館内で行われるイベントなどを掲載した情報紙を月一回定期発行し、他の公共施設や友の会会員様向けに送付しています。

今月号(2022年1月~2月)は1月から3月の主催公演と1月から2月に開催する見学会の情報等を掲載しています。

 

横浜・紅葉ケ丘まいらん連携事業

2022年1月23日(日)10:00〜15:00

横浜能楽堂近隣の文化施設5館が連携して紅葉ケ丘周辺の魅力を発信する「まいらん」のイベントです。

「つくってあそぼう!横浜市民ギャラリーのアトリエがやってくる!」(会場:横浜能楽堂2階 旧レストランスペース)、「まいらんさんぽで音楽堂クイズ!」(会場:神奈川県立音楽堂ミーティングルーム)他。参加費無料で気軽にお楽しみいただけます。

詳しくはこちら

 

『橋がかり』2022年1月~2月はこちら

 

はぜの木

2021年12月22日 (水) 能楽関連

「日本画(板絵)体験と横浜能楽堂見学」を開催しました。

令和3年12月10日(金)に「日本画(板絵)体験と横浜能楽堂見学」を開催しました。
講師は日本画家の武田裕子さん。横浜能楽堂の能舞台にある「鏡板」を見ながら、墨、胡粉(ごふん)、白緑(びゃくろく)を使って葉書サイズの板に梅を描きました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。当日の様子をご紹介します。

 

まずは杉・檜・樅など数種類の板から好きな板を選んで下絵を描きます。

 

次に絵の具のつくり方の説明です。
墨は武田さんの愛用の丸い硯で摺ります。
胡粉は牡蠣の貝殻の裏側から作った粉に水と溶かした膠を混ぜて練っていきます。そして練って丸めた胡粉を小皿に何度も何度も叩きつけます。「百叩き」いう言葉があるそうで、これがなかなか大変な手間です。

 

 

 

胡粉について参加者からこんな質問があり、武田さんにお答えいただきました。

 

Q1. なぜ胡粉は叩くのですか?
A1. 空気を抜いて膠と胡粉が混ざりやすくするためです。

 

Q2. なぜ胡粉が絵具の材料に選ばれたのですか?
A2. 白には鉛の白、白土などありますが、それらの中では胡粉はふわっとした感じで白の発色が鮮やかで柔らかい雰囲気なので、その質感が好まれたのではないかと思います。また、加工のしやすさ、地理的に入手がしやすかったことから室町時代から白の主流でした。

 

手間ひまかけて絵の具の準備ができたらいよいよ色をつけていきます。枝は墨で描き、その上に「垂らしこみ」という技法を使い白緑で苔を表現します。

 

花びらに仕上げの金と白緑を載せるためには胡粉の部分を乾かす必要があるため、その時間を活用して能楽堂見学をしていただきました。

 

見学から戻り、乾いた白い胡粉の上に梅の花のしべを描いて仕上げです。

 

仕上がった作品は、枝がとても繊細な方、花をたくさん咲かせた方、お手本に忠実に描いた方などなど、皆さま、それぞれに個性がありました。背景の板の木目も一枚として同じものはありませんから、世界で1枚だけの作品に仕上がりました。

 

アンケートにも多数ご協力いただきありがとうございました。一部をご紹介します。

 

・大変分かりやすく教えていただき、とても楽しかったです。舞台裏ツアーも貴重な体験でした。板も種類が選べて嬉しかったです
・絵の具のつくりかたから能や狂言のことまで幅広く見て知ることができてとても有意義な時間でした。日本画のストイックさと大変さは本当にすごかったです。
・日本画の武田先生はとても人当たりの素敵な方でどんな質問にも答えていただいて、日本画の奥深い凄い世界についての一端を知ることができました。他の参加者の方も勉強熱心な感じの方が多く質問されている内容からも色々な知識を知ることができて良かったです。

 

講師の武田さん、お手伝いをいただいた横浜市民ギャラリーの大岩さん、平町さん、そしてご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。またの機会にお会いできるのを楽しみにしております。

 

はぜの木

2021年12月03日 (金) 能楽関連

横浜能楽堂催し物案内『橋がかり』2021年12月~2022年1月を発行しました。

横浜能楽堂では館内で行われるイベントなどを掲載した情報紙を月一回定期発行し、他の公共施設や友の会会員様向けに送付しています。
今月号(2021年12月~2022年1月)は12月から3月の主催公演と12月から2月に開催するワークショップ・講座の情報他を掲載しています。

 

横浜能楽堂特別展「開館25周年舞台写真展」
横浜能楽堂開館25周年を記念して、これまでに開催してきた公演の中から、名人たちによる珠玉の舞台や人気の高かった公演など、記録写真から厳選し展示しています。
25年の足跡を振り返りつつ、横浜能楽堂の歴史や能・狂言をはじめとする古典芸能の魅力をお楽しみください。
詳しくはこちら

 

「おとな狂言ワークショップ」
「お稽古」というと、少し敷居が高そうに思われるかもしれませんが、まずは気軽に狂言のお稽古を楽しんでいただけるのが、この「おとな狂言ワークショップ」です。
体を動かして適度な運動、セリフを覚えて脳トレ、声を出してストレス発散、表現力のアップなどなど、狂言のお稽古には健康に良いことがたくさんあります。また、実際にやってみることで狂言をもっと楽しめるようになります。ぜひこの機会に、ご参加ください!
詳しくはこちら

 

『橋がかり』2021年12月~2022年1月はこちら

 

はぜの木

2021年11月05日 (金) 能楽関連

「横浜能楽堂芸術監督による能楽入門講座」を開催しました。

令和3年10月24日(日)に「横浜能楽堂芸術監督による能楽入門講座」を開催しました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。当日の様子をご紹介します。

 

まず見所にて、横浜能楽堂芸術監督 中村雅之が「能を演じる場の変遷」というテーマで60分お話しました。南北朝時代~室町時代の仮設の舞台、桃山時代~江戸時代の能舞台、明治時代の近代の能舞台についてなどです。今回はレジメをお配りしました。お話が脱線する場面もありましたが、お楽しみいただけましたでしょうか。

 

アンケートには次のような感想をいただきました。

 

・能がどのように始まったかを知ることができました。テレビでしか見たことがありませんでしたが今後は公演をみたいと思います。

・本で得た知識が歴史的に説明していただいて理解できたことをさらに深まったことなど

たくさんありました。さらに能への関心が強くなりました。

・能の歴史がよくわかりました。もっもっとお伺いしたいと思いました。もっと知りたい!!と思いました。また、別のテーマでお願いします。

 

お話の後は、3グループに分かれて舞台裏、展示、2階見所を見学しました。毎月行っている施設見学でもご覧いただくコースなのですが、展示については、通常の施設見学にはない趣向をと考え、2階レストランスペースに大名家の装束図録集を展示してみました。池田家、細川家、毛利家、前田家のものです。

 

舞台裏、展示、2階見所の見学についてはアンケートでは次のような感想をいただきました。

 

・舞台裏などこのような機会がなければ見ることが出来ない所を見せていただき能楽堂を少し身近に感じることができました。ありがとうございました。

・衣装の本の厳かさに圧倒されました。このような機会がなければ拝見することはなかったと思います。

・直接目で見たり、二階席から舞台を見て感じたことなど大変貴重な体験でした。

 

ご参加いただいた皆さまには、新型コロナウイルス感染症対策にご協力いただきありがとうございました。今回はお話がメインの催しでしたので、もっとゆっくり見学をしたいという方は、通常の施設見学日がおすすめです。今後の予定は次のとおりです。詳しくはこちらをご確認ください。

では、公演・ワークショップ・施設見学など、またのご来館を心よりお待ちしております。

 

はぜの木

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